hashike

感情の捨て場

諦念

今、これを書いてる時は私29歳ですが、あと3時間弱で三十路に突入です。

30かぁ〜。数年前は30歳の人のことをだいぶ歳上に見ていました。バイト先の社員の人とか、新入社員の頃の先輩社員とか……。

良くも悪くも、というより大方悪い意味でなのですが特に意識や生活の面で若さが抜け切れてないなとは凄く感じます。

月並みですが……結婚含め将来設計みたいなことに未だ興味がなく、ゲーム……フィギュア……映画……アニメ……ラジオ……そんなエンタメの尻を追いかけ続けているワケです。数日前に今更APEX LEDENDSに手を出してしまいどハマり……性悪なこだわりはあるくせに非常に我ながら嫌気がさすことも。

とはいえ、特に仕事と言いますか、成果と言いますか、そう言った部分の焦りは一気に大きく感じています。板の上に立つようなお仕事をされている同世代の方ではそりゃもうすごい人がわんさかいるわけですし、クリエイターの方でも20代で結果を残している方はとても多いわけで。イラストレーターの方や作家の方が歳下と知るとダメージが来ますね。

思えば、20代といえば8年勤務した前職での記憶が大半で、出来が悪い社員の自分にも色々やらせて頂けたなぁと感謝がある一方、若者がなにかに意見するなど生意気であるという風潮に流されていたところもあったなぁと反省もありつつ。とはいえ、かなり生意気だった自覚もあるので、あれ以上になにかチャレンジできたのか、それくらいの実力と評価があったわけでもないからよくやった方かなと思ったり。

20代で負けたという自覚は、なにも前職のせいに思っているわけではなく、勝手にやっていたことでもハッキリあります。

というのも、自分はこんな駄文を書き連ね、Twitterでも誤字だらけの乱文を晒し続けているクセに、無駄に文を書くのは好きだったりして。ライトノベルの賞に応募してみようかなぁと思っていたのです。「いたのです」とか言ってるのでオチがバレバレなのですが、自分の発想力の欠如、遅筆が災いして、20代最後の敗北として諦めることにしました。ゲスト審査の方がよく知られて私も愛好する作品を世に送り出している方だったので、一年以上前からこのチャンスに向き合う時間はあったわけですが、なんとなくのお話を考えていただけで、ちょっといいかな、思ったプロットが思いついたのはつい先月。そこから友人に相談したりもしたのですがいざプロットに起こしたり、書き始めると「あれ?面白くない……」と3ページ書くのに二日間くらいかかったり……。技術面、根気の面でも見通しが甘過ぎました。本当に悔しくて、こういった誰しも平等にチャンスがあるはずの自発ができないなんて救い用がないなと。アニメの『ドラゴンボール』を見返していてあまりにも面白すぎて「この作品がある世界に送り出して意味があるものが作れるわけがないかも=自分が生きてる意味ないかも」と、とある敷居が半日くらい急に下がってしまって親の声を聞いて泣いてしまったり、ちょっと良くなかったんですね。そう言うところを含めて、このタイミングにダメな自分を認めて、また別の機会にチャレンジしたいと思います。

でも悪いことばかりではなくてね。本職はいい感じです。凄く。本当に採ってくれてありがたい限り。それも20代最後の日である今日、なんと人生初の賞与を頂きました。生きてりゃいいことあるもんですネ。

前職はそもそも賞与なしでやっていたのでそれこそ夢に見たことも無かったのですが、会社の好調を受けて私が退職したすぐ後に2ヶ月分の給料が支給されたとかで。へーんだっという感じでしたが、これで胸のつっかえもおりました。流石に入ってすぐですし、2ヶ月分とまでは行きませんが、そもそも前より基本給が上がってるわけですし。

とまあ、負け続けてきた20代の締めくくりに個ひとつ嬉しいことがあって、とてもとても良かったです。おかげでいつもより多く家にお金入れられたし。うん、センスがない執筆よりまずは本職をしっかりとしなきゃ……あとはゲームばかりしてフィギュアやらを眺めて涎を垂らしている私生活を見直して、ちゃんと自発できるようにならんとですね。APEX始めたてでどハマりしている輩の言うことじゃないですが……。

という例によっての駄文ですが、20代最後のお気持ちみたいなものを残しておきます。

30代も楽しいといいなぁ。