hashike

感情の捨て場

雑記 ケンプファー争奪戦敗北/SW EP5/イヤホン

◼️METAL BUILD ケンプファー

素朴な疑問なんだが、平日の18時から争奪戦が予想される早い者勝ちの受注を開始するのはなぜ?

しかも1人6つまで注文できるのも謎。

ケンプファー/メタルビルドに命を賭けてるという人の配慮があったとしてもいいとこ3つ迄では?

・ガシガシ遊ぶ用

・未開封保存用

・遊ぶ用が壊れた時用/改造用

これだけあれば十分、そもそも6つ買うやつが個人で真っ当に楽しむわけがない。

劇中で大量に出てくる量産機でもないわけで。

 

こんなに恨み節なのは争奪戦に敗れたから。

まあ、杉田智和氏も予約できなかったと知って若干溜飲が下がったというか。

毎度この受注方式がユーザーフレンドリーではなさ過ぎて、商品まで購入者の方を見てないのではないかと思ってしまう。

絶対に不満が出るタイミングでの受注な訳だが、一向に改善されないのにはなんか理由があるんでしょう。

担当者なりサイト担当者なりが休出や残業をしなくても対応できるタイミングが平日浅い時間とか?

ハッキリ言って購入者からすればそんな事情どうでも良くて、欲しいものを買わせてくれよと、ただそれだけ。

これまでバンダイや青バンダイの方と仕事したこともあるし友人もいるが、彼らだってこんな時間に受注開始されたんじゃ、人気商品を客として真っ当に予約できないはず。

いい商品を作るからこうなってはいるのだろうが、悪いけど「他の企業から同じ商品がでていたらな」と思う。

他の企業と比べて受注から発送まで早かったりするが、これで生産数を絞っているのならマジで考え直してほしい。

かなり萎えたので在庫復活してもモヤモヤしたまま注文することになるでしょうね。

彼らにとってはこちらの気持ちなど関係なく注文は増えるわけで。それも癪ですが。

 

◼️スター・ウォーズ

ケンプファーの争奪戦に敗れ、心を落ち着かせるためにブラックシリーズを並べ直すなどしていた。

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なんか収まり良過ぎてあんまだなとか思ったり。本当は壁一面SWで固めて、他のジャンルとは切り離して全ての人たちがすぐ取り出せるようにしたいのだけど、スペースのことを考えるとどうしても昔の長方形パッケージを奥に入れて見えなくなったりする妥協を避けられない。

明日は「アソーカ」の最終回だけど心が落ち着いてる。

なぜなら久しぶりに、多分1年ぶりくらいにEP5を見たから。

現行作品を追うことで時間的に精一杯なため、

原典に立ち返ることを忘れてしまいがちだったが、これが強烈な面白さ。

このドキワク感、リッチ感に比べたら今のドラマシリーズはあくまで「スピンオフ」だなと。

原典のゼロイチ感が、ファン目線が入り込む現行シリーズに対しての冷静な視点をくれた。

R2とヨーダなんて最高だし、ハンとレイアもなんだか見ていていて気持ちがいい。単純に全てがいい。今更こんなことを言うのもおかしな話だけぉ、久々に見るとあまりなら衝撃だったので書き残しておく。

ちにみにEP3も見たが、今見ても映像は見応えがある。GBの人物と背景の馴染ませなどは浮いてるところが多くて前時代的だが、純粋な背景のクオリティは目を見張るものがある。

グリーヴァスの顔面プレートの樹脂っぽさとかがいい塩梅で有機的な質感だったり。

どうでもいいけど、オビワンに切られたグリーヴァスの手がアップになるカットで、下層で歩いてるスーパーバトルドロイドが見えるかもなんか可愛く思える。

 

◼️イヤホン

眠くなったので次回に持ち越し。

雑記:ACVI アソーカ メダ9

前回の更新からギリ1年経たないこのタイミングで乱文を投下!

第一印象を忘れたくない作品がここ作品続いたのでその感想を置いておきます。

 

ARMORED CORE VI

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これですよ。一応3周して、ミッション・戦闘ログやアリーナは終わらせました。そこから少し間が空いてしまいましたが。

10年ぶりの新作ですし、2万円くらいの特典+3万円弱のハンガーが含まれる プレミアムコレクターズエディションで豪快にお出迎え。まあ、ゲームとかBDの特典立体物は、どこが作っているかもよくわからず、著名なフィギュアメーカーが出すものにはクオリティが及ばなかったりで、実質お布施みたいなところはありますが。VDの特典のフィギュアはなかなかよかったし、迷わず購入。よく考えなくてもハードを買える値段には笑ってしまいますが、背景の立体物には飢えているところがあるのでね。正直、ナイトフォールのスタチュー含め、値段に見合ったクオリティではなかったけど、後悔はしてません。

この写真とかでばれると思いますが、3万円弱のハンガーのアームが物凄く歪んでいる物に当たってしまいまして、交換が可能か問い合わせ中です。

最近高額な立体物の不良品にちょくちょく当たってしまいます……。

と、ゲーム自体から話はそれてしまいました。

Xにはいい子ちゃんな感想を投下してしまったのですが、これまでのシリーズとは良くも悪くも別ゲーですね。しかしシリーズの中でも3系までとN系、さらには4系、V系でまた大きく変わってきましたので、変わること自体に異存はありません。

特におもてなしの面では、ケチが入りにくくなっていると思います。シリーズの中でもチュートリアルが群を抜いて充実していますし(今までなかったよね)、ミッションやアリーナの開放の導線、ボス前のリトライ・アセンブルなど……。

ストーリーは、クライマックスや辻褄がとても明解かと。オマージュ(とうかまんまだったり)みたいなことも入り込みやすい。キャラクターも飼い主、ライバル(戦友)、姉御、兄貴、憎まれ役など……。関係性もとてもわかりやすい。

この「おもてなしの充実」や、「ストーリー・キャラクターのわかりやすさ」について。

「ケチが入りにくくなっている」こと自体をどう思うか。逆にチュートリアルがないことや、高難度のミッションや、アリーナの上位に初期から挑戦できたりと導線が曖昧な点については、「放り込まれてる感」「手さぐり感」があって、ある意味世界観とマッチしていたともいえます。特に、ボス前のアセンブルは、描写とは明確に矛盾してしまうので、少し没入感が削がれますよね。

ただ、後述するゲーム性の変化があっては、こうしないよ不平不満が爆発していた可能性があるのでこの仕様も今出すゲームとしては正解なのかも。補給のタイミングで申請しておいたパーツを使ってアセンできる仕様だったら描写的にもよかったかも。

 

そしてストーリー面。「考察が簡単にできて」「理解できないことがない」シナリオが好まれるこのご時世にあっては、わかりやすい作風になるのは必然でしょうか。キャラクターの行動原理をとても理解しやすくて、ほとんどのミッションがメインストーリーに少なからず関係してくる印象もありました。

ここは趣味が分かれるとこでしょうか。私は、答えが作中で明らかにされない事柄も、閉鎖的だったACの作風にマッチしていた気がしていました……とはいえ、じゃあなんでレイヴンが話さないのか、とかわからないですけど。unknownのオマージュと言われたらそれまでですが。想像力を掻き立てる余地は残してくれているのかな。全体的にはちょっと説明的な気もしてしまいました。説明不足であってこそ、という感覚があるせいかもですが。

ACVはゲームで描かれることがあまりにも薄いなと思っていたりもしたので、一本でちゃんと満足させてくれたのは流石にノウハウと計算があってのことでしょうか。

分岐があって、2周目以降でIFに突き進んでいく感覚が味わえるのはLRやfAと同じくですが、私の生涯ベストに入るほどのこれらの作品と比べるのは同じシリーズとはいえ大人げないかもしれません。これらの作品はそれぞれの世界での完結作ですし。

しかしながら、「となる/になる」「の方」といった日本語の初歩的な誤用はやめようよ……と思います。ウォルターやオールマインドが連発するので、「同じ人が書いてる」ことがわかってしまって……。まあ、作中世界の日本語では正しい使い方なんですかね。

 

さて肝心のゲームプレイ面ですが、シリーズ単位で見てしまうと賛否がわかれるのも理解できます。これまでのACの、

あてにならないブリーフィングからミッションの内容にあわせて機体をアセンブルし、不測の事態もそのアセンブルでなんとか対応して自己肯定感が高まる」みたいなゲームの設計かた大きく変わり、

「雑魚や中ボスは速攻処理、ボスは高火力・高耐久でそれまでのミッションと関係なくトライアンドエラー推奨」という設計に思えます。簡単に言えば、ソウルみたいな印象。ソウルには、どうしようもないパラメーターがあるので、アセンブル(事前準備)でどうにかするというのはACの方がなおも色濃いわけですが、ここでややこしいのが今作からある「スタッガー(スタン)」システム。

これは正直事前情報からちょっと嫌な予感がしていました。ACには「削り」でどうにかするプレイスタイルが確かに存在していたので、明らかに瞬間火力に頼った方が効率的で、かつ「あと何回スタッガーさせれば倒せる」とわかるこのシステムはとてもご都合的でACとは合わないんじゃないかと……。

4系のPAもある意味、瞬間的に防御力が極度に低下する状態をつくるシステムなので似たようなものかもしれませんが、あのシステムにはそれに紐づいた設定・描写多く、かつ一部兵器の特別兵装なのでネガティブなものというイメージは持ちませんでした。

スタッガーシステムはプレイヤーのAC、ボス、MT、そしてヘリまで、作中のあらゆる兵器に共通している点も、ゲーム的だなと……。

このシステムがあるので、ストーリー攻略においてはアサルトライフルやマシンガンなど、継戦力を重視した(瞬間火力の低い)武器がボス攻略の選択しから明確に外れている点は残念。今作はスナイパーライフルがカテゴリとしてなかったりするので、インファイトの印象はとても強く、悪い意味でソウルを想起してしまったり。

なぜ、「悪い意味」かというと、事前情報で「『ARMORED CORE VI』はソウルライクではない」とされていたからです。私はACはモバイル以外すべてのタイトルをプレイしていますが、フロム信者だったりするわけではありません。むしろソウルとACは切り離して相対していたので、他方の性質が色濃く見えるシステムには少し戸惑いました。

特にACは難易度が高いシリーズと言われますが、それは作品やミッションによって局所的に難しさがあるだけで、たいていのボスはいい意味で接待的な強さでした。

それで自身が作中世界で大物になっていく感覚が味わえたわけです。今作でも勿論、周回にあたって敵のパターンを憶えたり、そもそもパーツが充実するので攻略難度はガクっと下がるわけですが、やっぱりどうしても既定の攻略法に頼るので、何となく自分でアレンジしている感がないというか(ほかのプレイヤーもこんな感じなんだろうなぁ)と思えてしまう部分が私にはありました。

ただ、これらは最も好きなゲームシリーズの10年ぶりの新作なので意地悪なくらい期待した結果感じた不満ともいえます。総じて満足ではありますが、明確に気になった点もあったかなと。

それよりこれを1周目でプレイしているときにウォルターたちの正体が明かされるところで同居人がしつこく話しかけてきて、煙たがる私を面白がってさらに執拗に絡んできたせいで内容が全然頭に入ってこなくて、「一応ゲーム開発で飯を食ってる私の最も好きなゲームシリーズの10年ぶりの新作のプレイ中になんてことを……」とやるせなさを感じたりしました(ゲームと関係ねぇ)。思い出したらまた悲しくなってきたな……。

本人に不満を言っても嫌な気持ちになるので、同居人の前では集中したいゲームをプレイしないようにします……(今回はせっかくのACだしでリビングのデカいテレビでやりたくて)

あとここからは完全にぼやきですが、アーマード・コアっていつの間にかすごい人気なんですね。今まで、私が勧めてやってくれた人以外に、ACをプレイしたことがある人は(同業や家族を除いて)モギとアメミヤの2人しかいなかったので。ネットで「待望の……」みたいな感じを醸し出している人がたくさんいて驚きました。

まあ、あのミームとかで、「ACを待望すること」がひとつのステータスみたいになっていたんですかね?

以前、「みんなは初心者におすすめのフロムゲーってなんだと思う?」みたいな意見募集をしていたVTuberに「アーマード・コア3だと思います」とコメントしたら「うわ、こわっ」とだけ反応されて、フロムゲーって一般的にはソウルシリーズのことなのかなと学んだことがあったのですが、そのVTuberも嬉々としてACVIの配信をしていて切り抜きが度々流れてきますし、作中の人物の夢女子を名乗り始めたりで。思えば登場人物の見た目すら明かされたないACと夢って相性いいですよね。たまたま投稿が流れてきたレイヤーも夢女子を名乗っていました。まあ、プレイヤーとして僕が望んでいる没入感も本質的には変わらないのかも。そう、人物の見た目がわからないことは僕にとってこのシリーズの大きな魅力のひとつなのですが、担当声優がファンメイドのキャラクターイラストを拡散したりして「あちゃー」となったりしたのも人気の裏返し。村長を名乗り出す人がでるのも人気の裏返し。Robot魂で商品化されるのも人気の……Vの時に超合金で出てたな。まあ、なんというかめちゃくちゃ大人げないんですけど、ACってこれまで本当に仲良い人とだけ通じる話題みたいな良さがあったので、これまで見向きもしていなかったいろいろな人が盛り上がってるのを見て一過性の消費のされかたをされると、正直もやもやっと……特に、前から好きだった感を出すのはちょっと……。VIの発売に向けて、これまでのシリーズを一通りプレイしていた配信者とかは凄いと思います。そういう人はインタビューで「シリーズのファンとしては知ったかぶられるといやだと思うので、初心者であるか熟知しているかのどちらかのスタンスを守っている」的なことを言ってましたね。好きになれる。

話がそれましたが、シリーズのためには、言うまでもなく、ニッチではなくメジャーであることが望ましいので、異端なのは僕だとわかっております。ここに書くだけで、直接嫌な感じとかを出したりしないので、許してね。今までと変わらず、もともとACを語る間柄だった仲間には毒を吐くけどな!

 

■Ahsoka

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これですよ。「マンダロリアン」から連なるドラマシリーズにして、「反乱者たち」の続編。反乱者たちといえば、直近では「アンドー」で清濁併せ呑むところを見たりもしていましたのでヒロイックなゴーストの面々の見え方も変わってきますかね?

とはいえこれは前述のように、帝国崩壊後を描いてきたドラマシリーズと紐づく作品。

それも主役はあのアソーカ・タノ。「クローン・ウォーズ」での大活躍、「反乱者たち」への参戦(盛り上がった!)、「テイルズ・オブ・ジェダイ」での掘り下げ等、長く実写作品がなく、ファンとしては厳しい状況にあった中で、SWの3Dアニメ作品をけん引してきた存在と言えるでしょう。特にCWのシーズン7はSWの3Dアニメ作品の技術的・ストーリー的な到達点にも思えますが、やはり彼女の存在なくしてはあそこまで魅力的なフィナーレ(そして始まり)にはならなかったかと。

ついに実写作品「マンダロリアン」にスポットで参戦した彼女。いい味を出していたのですが、正直に言うと、3Dアニメ作品の彼女とまだ同一存在に見えなかったとことろがあります。役者の問題でもメイクの問題でもなく、ただ単にメディアの違いが原因だったのかなと。

さて、そんな中でついに彼女が主人公として描かれている本作……。予告との落差に心底がっかりした「オビ=ワン」もあったからね……とあまり期待せずに見始めたのですが、いや、めっちゃいいじゃん!!

誰しも盛り上がるだろう#4-5のアナキンの登場、CWのまさかの実写化などももちろん、「マンダロリアン」では1話限りの登場だったモーガン・エルザベスが率いる新キャラ達があそこまで魅力的だとは。

ベイラン、シン・ハティ、マロック、みんないいぞ!フィギュア待ってる!!(Twitterで散々騒いだので割愛)。既に予約開始中のマロックは多分ここ数年ない速度で到着と同時に開封するだろうな……。

まじでベイランとシンの立体物の情報がまだ出ないのはなんかしらの陰謀(ギミック)あるぞ……単純に肖像の問題、もしかしたらストライキ絡み?かもしれませんが。イギリスとウクライナの役者たちだから関係あるとかないとかわからんけど。

と、話がずれましたが、過去作とのつながりに頼っているわけでなく、エズラの救出と表裏一体にあるスローンの帰還、それを阻止せんするサビーヌとアソーカのスタンスなど、ドラマとして面白い軸があります。

あと、先述した3Dアニメの実写のアソーカが同一の存在に見えないという問題については、回想(?)で登場した実写のCW当時のアソーカが架け橋となって完全に解消されました。#4ラストのアソーカの「アナキン」と呼ぶ声でだいぶ「おっ」となっていましたが、もうアソーカはあのアソーカですな。よかったよかった。

サビーヌやヘラもビジュアルでは「んんー?」と思ったけど、サビーヌは演技でだいぶ解消されたし(というか長髪が一番の要因だったかもしれない)。喋り方とかサビーヌに寄せてるのかと思いきや、インタビューを見るに普段からあんな感じで笑ってしまった。ただ、出演が決まってサビーヌの登場した話を全部見たというから演技の参考にはしているのでしょう。ヘラは母になったということで声に落ち着きが出たのかも。まあ、ヘラと同じくリアルでジェダイのパートナーなので(?)大丈夫。#4以降の無鉄砲さを見たらだいぶ説得力が出ましたね。#5でジェイセンと一緒にセーバーがぶつかる音を聞くとこはちょっと滑稽に見えちゃいましたがあれは演出の方かな(音を本当に鳴らさなくていいと思った)。

アナキンは正直、なんでいるの?という感じでしたが、フォースと一体になったからこそなせる業でしょうか。ルークとの問答を受けた発言をしているので、EP6後の意思を持っていることは明らかですが、いきなりブチギレてヴェイダーのそれを発現してきたのはちょっとやり過ぎでは?と思ったのですが……まあ、激情家なのでね……(平穏を重んじるジェダイなのにこう表現されるアナキンちょっと面白いですね)。

アソーカに自らとは違う道を歩ませるために、明確な壁として敵対してきたのでしょうかね。アナキンも大人になったんだなという解釈をしておきます。

マンダロリアン・スーパーコマンドーがまさかの実写化!!

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このマンダロリアン包囲戦、CW7ではこの角の装飾をしたマンダロリアンは、明らかに見た目が異なるガー・サクソン以外出ていませんで、CW5にいた人は出てきませんでした。CW5の時点で角付きはシディアス等に殺された描写もなかったのですが、まさかアソーカにやられていたんですな。まあ、アナキンがいる時点でおかしいのであれが正確かはわかりませんが、アソーカの記憶が元ならそういうことでしょう。角付きが数人いるかもわかりません(たしかCW5では同じ画面には映っていないが2人いてもおかしくない)。

僕がハマったマロックはもう多分出てこない(きれいなやられ方だったので出てこなくていいし余計なアイデンティティは付与しなくていいし、ミステリアスな実力家であれ)だろうけど、目が離せない!

 

 

Star Wars: Knights of the Old Republic

 

またやった。PCで10年以上前にプレイしてドハマりしていたのだけど、Switch版はまさかの日本語ローカライズがされていると知って飛びついた(遅い)。おもしろすぎ!やったことがあるRPGなのに、夢中で3周してしまった。

このゲーム、ライトサイドとして生きる方が精神的には楽で、ダークサイドに徹することにむしろ鉄の意思が試されますよね。ダークサイドならではの面白い会話とかも入ってくるのでその価値は十分にあるのですが。ダークサイドの選択肢を選んで、関係者を抹殺して関連のクエストストップ、みたいにならず、ちゃんと後引くこともあったり。逆に跡形もなくなってしまうむなしさもあり。

ミッション・ヴァオはSW屈指の可愛さだと思いますが、ダークサイドを突き進む上では一番心苦しい存在になりますね……ザルバーも出たことだし、ミッションもブラックシリーズ入りをなにとぞ……。そういえば、「Ahsoka」にも「マンダロリアン」から継続して登場しているアサシンドロイド、HK-87は、kotorのHK-47がネーミング元ですな。

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2は海外で進行不能バグが見つかっているからか未翻訳……たのむぜ……いやもう無理か……。とはいえ、原語でプレイした時、やっぱkotor初作程の感動的な面白さは得られなかった記憶が。

 

メダロット9 クワガタver.

メダロットSがほぼ毎週メインストーリーを更新するようになったのですが、

前々から嫌な予感がしていたダロット世界の我が思い人羽衣ノゾミと、粗暴なちょっと友達になれないタイプの男・トガメイクのカップリングに発展するんじゃあるまいなという、展開があり、憤慨してメダロットという作品自体に負の感情を抱きかねない状況でした。

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↑キショっ

イクとノゾミですが、

・パートナーがネコ型

・スラッシュとサクションで高相性

・大家族と父を探す身

・悪がきのリーダー(キクヒメ)が不良に惚れがち

といった要素があって、二人が接触するだいぶ前、イクがヒサキやイブキに絡んでいるところを見ていたころから嫌な予感をしていて、実際のところこの二人よりもハードに絡んでいやがったので「本当にやめてほしい」以外の言葉を失っていたのですが、まあ一週経ってイクはモブに目移りし、ノゾミは明確にアラセに→が向いているので今のところは良しとしましょう。ただし、まだ警戒は必要だろう思っています。エヴァコラボのメダロッターガチャで立ち位置が対照的だったり、不穏なんすよね。最終的にこの二人がくっついたらどうなるかはその時にならないとわからねぇなァ!!

と、メダSの話になってしまいました。Naviイベントがはじまって、ゼロスーサイドが実装されてこちらも機運が高いのですが、

本題としてはメダロット9の初プレイです。8も序盤で止まってるのに……。

イカ(ロボロボ団時)がかわいすぎるのがプレイの決め手でした(正直)

↓だってこれだぜ(メダロットSより)

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世界観やキャラクター・音楽など全体的な雰囲気は凄く良かったです。

安易にデレないミオや、好感度を一向に挙げてこないリュウセイや校長は、あまり見られないレベルなので、新鮮でしたしアニメ的じゃなくていいなと。正直、リュウセイにはもっとぎゃふんと言ってもらう場面を期待しましたが、2周目の初戦で勝利してもなおも煽ってくるんですね。(まあここで主人公の実力を認めてしまってはその後のスタンスと食い違ってしまいますが)

「この島でメダロットと学園生活できる」多幸感みたいなのもありましたかね。

ラスボスを倒すまでは。

そう、ラスボスを倒した刹那、唐突にスタッフクレジットが流れ始めるまでは。

ガールズミッションに人を割かれたんですかね。不完全燃焼感は否めない。

正直、ミオたちや同級生の掘り下げはなくてもいいかもしれない。型にハマった着地をしなければならないだろうから。ただし、ロボロボ団、プレイのきっかけになったサイカは唐突に逃亡し、気絶させてきた団長のことは倒せず。サイカについても「気まぐれな人」「おそろしく引き際をわきまえた人」であると好意的に解釈する余地があるのでいいのですが、団長のことはゲーム的に復讐できないとどうにも気持ちよくない。

まあそれまで数回ロボトルで倒してはいるのですが……。

ただし、この作品のロボトルはマジで面白い!!わかりやすいし奥深いですよね。

私はギンセイでまもっているうちにラピスのがむしゃらサンフリでリーダーを暴き、

ベルゼルガ→ブラックメイルXの主人公でとどめを刺す戦い方をしていました。

パーツが揃うまでは野良メダロットも侮れなくてよかったです。一部敵の回避率がやたら高く感じましたが。

マイン合流後、タイちゃんは女性型になってもらい、ブロッソメイル一式を浪漫で使っていたのですが、まさかの回避連発で窮地に陥ったラスボス戦で、メダチェンジ後の高速デストロイ連打が大暴れ。ほぼ一機でカタをつけてくれたのは、以前アニメの影響でブロッソメイルを使ってみるも全然強くなくてがっかりした記憶を払しょくしてくれたみたいで嬉しかったです(しかし通常使用ではやはりあんまり強くないかも)。同じ技構成のメダSでもキツいしね……。

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しかしメダチェンジのムービーがいいですね!!メダSはどうしてここケチったんだろう……そりゃコスト高いしすぐ飛ばされちゃうだろうけどさ……。とりあえず、あんな感じで終わると分かったうえでの2周目やって、8に戻ります……

■Fortnite

アソーカがあと1週間ちょっとで登場。シーズン始まってちょっとという感じだけども今割と楽しい。インフィルトレーターポンプが使いやすいし、保管庫に忍び込んで敵と遭遇するのもなかなか状況がかっこよく思えて楽しい。

そしてなによりレベル100スキン、ボスとしても徘徊し、歴代ボスの武器を集めている富豪コレクター、カド・ソーン。そのスタイルである、正体の吸血鬼が稀にみるかっこよさ!!!デッドファイアのラップや、大鎌とあわせたらとってもかっこよかったのだ。スクショ置いておくぜ。

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あー3連休が終わる〜。

諦念

今、これを書いてる時は私29歳ですが、あと3時間弱で三十路に突入です。

30かぁ〜。数年前は30歳の人のことをだいぶ歳上に見ていました。バイト先の社員の人とか、新入社員の頃の先輩社員とか……。

良くも悪くも、というより大方悪い意味でなのですが特に意識や生活の面で若さが抜け切れてないなとは凄く感じます。

月並みですが……結婚含め将来設計みたいなことに未だ興味がなく、ゲーム……フィギュア……映画……アニメ……ラジオ……そんなエンタメの尻を追いかけ続けているワケです。数日前に今更APEX LEDENDSに手を出してしまいどハマり……性悪なこだわりはあるくせに非常に我ながら嫌気がさすことも。

とはいえ、特に仕事と言いますか、成果と言いますか、そう言った部分の焦りは一気に大きく感じています。板の上に立つようなお仕事をされている同世代の方ではそりゃもうすごい人がわんさかいるわけですし、クリエイターの方でも20代で結果を残している方はとても多いわけで。イラストレーターの方や作家の方が歳下と知るとダメージが来ますね。

思えば、20代といえば8年勤務した前職での記憶が大半で、出来が悪い社員の自分にも色々やらせて頂けたなぁと感謝がある一方、若者がなにかに意見するなど生意気であるという風潮に流されていたところもあったなぁと反省もありつつ。とはいえ、かなり生意気だった自覚もあるので、あれ以上になにかチャレンジできたのか、それくらいの実力と評価があったわけでもないからよくやった方かなと思ったり。

20代で負けたという自覚は、なにも前職のせいに思っているわけではなく、勝手にやっていたことでもハッキリあります。

というのも、自分はこんな駄文を書き連ね、Twitterでも誤字だらけの乱文を晒し続けているクセに、無駄に文を書くのは好きだったりして。ライトノベルの賞に応募してみようかなぁと思っていたのです。「いたのです」とか言ってるのでオチがバレバレなのですが、自分の発想力の欠如、遅筆が災いして、20代最後の敗北として諦めることにしました。ゲスト審査の方がよく知られて私も愛好する作品を世に送り出している方だったので、一年以上前からこのチャンスに向き合う時間はあったわけですが、なんとなくのお話を考えていただけで、ちょっといいかな、思ったプロットが思いついたのはつい先月。そこから友人に相談したりもしたのですがいざプロットに起こしたり、書き始めると「あれ?面白くない……」と3ページ書くのに二日間くらいかかったり……。技術面、根気の面でも見通しが甘過ぎました。本当に悔しくて、こういった誰しも平等にチャンスがあるはずの自発ができないなんて救い用がないなと。アニメの『ドラゴンボール』を見返していてあまりにも面白すぎて「この作品がある世界に送り出して意味があるものが作れるわけがないかも=自分が生きてる意味ないかも」と、とある敷居が半日くらい急に下がってしまって親の声を聞いて泣いてしまったり、ちょっと良くなかったんですね。そう言うところを含めて、このタイミングにダメな自分を認めて、また別の機会にチャレンジしたいと思います。

でも悪いことばかりではなくてね。本職はいい感じです。凄く。本当に採ってくれてありがたい限り。それも20代最後の日である今日、なんと人生初の賞与を頂きました。生きてりゃいいことあるもんですネ。

前職はそもそも賞与なしでやっていたのでそれこそ夢に見たことも無かったのですが、会社の好調を受けて私が退職したすぐ後に2ヶ月分の給料が支給されたとかで。へーんだっという感じでしたが、これで胸のつっかえもおりました。流石に入ってすぐですし、2ヶ月分とまでは行きませんが、そもそも前より基本給が上がってるわけですし。

とまあ、負け続けてきた20代の締めくくりに個ひとつ嬉しいことがあって、とてもとても良かったです。おかげでいつもより多く家にお金入れられたし。うん、センスがない執筆よりまずは本職をしっかりとしなきゃ……あとはゲームばかりしてフィギュアやらを眺めて涎を垂らしている私生活を見直して、ちゃんと自発できるようにならんとですね。APEX始めたてでどハマりしている輩の言うことじゃないですが……。

という例によっての駄文ですが、20代最後のお気持ちみたいなものを残しておきます。

30代も楽しいといいなぁ。

別離

こんにちは、リヒトです。

 

もうだいたい二か月くらい前になってしまうのですが、仕事がひとつの節目を迎えまして。気持ちをまとめて残しておく場所としてブログを作ってみました。

年度が変わる前に建てたかったのですが、色々あって時間が掛かりました。

 

節目とはなんぞやかというと、転職です。

3月9日付で、約8年間製作部でお世話になった円谷プロを退職しました。

特撮やSFを幼少より愛好した延長で就職し、悪い意味でファン感丸出し、それはもう色々なご迷惑をほうぼうに撒き散らしながらも、図太くやらせてもらいました。

ウルトラマンに並び立ち、いずれそれ以上になる存在を生み出す」という破れた夢をはじめとした、思い返せば赤面必至の言動ばかりだったにも関わらず、時に厳しく、時に面白がって向き合ってくださった方々には、感謝をはじめとした忘れがたい様々な感情があります。

実際、嫌になってやめたというわけでは必ずしもないので、辞意を申し出たはいいものの、円谷以上にモチベーションを持ってお仕事ができそうな新天地をみつけるのは苦労しました。

それにしても、転職は二度としたくないです。働きながら空き時間で次を探すのが一般的かと思いますが、私の場合、撮影の合間などで個人的な予定を組むのが相当無理筋に感じていたのと、仕事の裏で次を探す罪悪感に耐えかねたので、まず上司に退職の意向を伝え、後がない状況で有休消化に入りつつの転職活動をしていました。

それなりのプレッシャーを感じつつも社会には全く貢献しない日々を送った結果、転職する上でまず狙いを定めたゲーム業界、それもかなり前のめりで入っていけるような、夢を捨てて入る価値が感じられる会社にご縁を頂けたので、今のん気にエンタメに浸かっていられたりします。よかったぁ。

ところで、意味ありげな日付の退職日を迎える前、2月半ばには有休消化に入っていたため、人生最後かもしれない春休みを過ごしていました。

フィギュアの棚を入れ替えるだけのつもりが大幅なレイアウト変更になって一週間くらいの大掃除になったり。

でもこの写真の時から既にもう今新たに積み重なってるなぁ。

祖父母のいる函館に行ったり。

ここ数年は祖父母の家から全くでないでただただぐうたらにすることに徹したりしてたりもしたのですが、今回は叔母の計らいもあり、おいしいものを中心に10年ぶりくらいに観光しました。

なかでもあじさいのパーコー麺とザンギは感動的な美味しさだったので、今スマホの待受になっています。これから帰る度にいこー。パーコー麺は券売機のちょっとわかりにくいところにあるのです。

1か月以上のお休みは心身共に相当なリフレッシュにはなったのですが、一方で自分がなにもせずとも社会は問題なく回っていくことが実感できてしまったり(仕事がエンタメなので元も子もありませんが)、世間ではとてもとても暗いニュースが続いたりと、なんとなくもやもやが心のどこかにありました。

晴れて4月、ゲーム開発未経験だったこともあり、専門学校のエリートだった新卒の方たちと研修を受けたり、すんごい久々というかヘタしたら社会人になって初めて0→1の企画書を書いたり(ずっとこれがしたかった)、そもそもゲーム開発に触れること自体も含め刺激を受ける毎日です。よかったぁ。がんばろー。

 

さて、冒頭に「色々あって」などと書いておりましたがなにかというと、ずばりこれです。

新生活も順調で気持ちが高鳴っていた一方、4月頃から急加速的にメディアでの存在感を増したこちらの作品には、申し訳ないことに少なからずささくれ立った感情がありました。

ここまで私の駄文にお付き合いくださっている方自体いらっしゃるか微妙なところですが、たまたまここにたどり着き、思考停止でスクロールしてしまった方の中で、こちらの作品に肯定的な方は、以降は読まずに回れ右されることを推奨します。うまくいってるかわかりませんが折り畳み機能も使ってみます。また、告発や暴露じみた情報もありません。知っててもネットの海に放り投げたりしませんし、意図的に回避します。そもそもほとんどなにも知りませんでしたし。そのように解釈されるのもご遠慮願います。

あまり見ないのですが他所で作品のレビューや批評をされている方のように雄弁でもありませんし、とてもつまらないはずです。感想ですらない、ただただ見苦しい私の感情の記録です。

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まず、繰り返しになってしまいますが制作部の末端で、のほほんと番組やweb動画の制作に心血を注いでいた私などには、社外でこの作品がつくられていることすら報道に乗るまで知る由もなかったと断っておきます。

作品の存在やタイトルや公開日、ウルトラマンのデザインに至るまで世間の皆様と同じタイミングで知り得ました。

もちろんその情報について思うことは都度ありました。

「『真実と正義と美の化身』なのかぁ」「『シン・~』なのかぁ」などと人並みに。

色々な情報が断片的に公開されつつも、私は目の前のウルトラマンで頭がいっぱいだったこともあり、永くして「自分が知らないウルトラマンが来る」ことに実感を持てずにいたのです。

そもそも「ウルトラマンに並び立ち、いずれそれ以上になる存在を生み出す」という目標を持っていたにも関わらず、なにやらウルトラマンを新生しているらしいこの作品に、素直に羨望とも言い切れない妬ましさを抱えて目を背けていたのかもしれません。

何か知っているのか、どう関わっているのかを問われても、その雑な好奇心を「関わってないし、何も知りませんー」と一蹴しあっけらかんとされたり、勝手に興味を失われることに、一種の快感を憶えてすらいました。

ただ、公開が近づくにつれ、極めて個人的で身勝手なプライドの逃避すらもゆるされなくなります。プッシュされている作品の情報を入れないで暮らすのって大変ですね。

有名俳優ってすご。宣伝ってすご。お金ってすご。

今まで自分が携わったウルトラマンのことなど全く興味がなかった方々。SNSだけでかろうじて繋がっている知人・同級生、母の同僚、私のブリーチ欲に都度向き合ってくれる美容師、毎週生きる楽しさを分けてくれるラジオパーソナリティに及ぶまで。

その方々が口にし、興味を持つ「ウルトラマン」は、私が向き合ってきた彼らとはデザイン通り似て非なる。この異物感(と言い切ってしまうのはあまりに主観的だと自覚しつつ)は、もう見切りをつけたはずの8年間を掘り起こして、潰されているかのようで、順調だった私の心にちょっとばかし痛く刺さりました

頭で考えれば、製作費から対象とする層しない層、クリエイターの知名度、公開メディア。なにからなにまで違っているわけで、勝手に否定されている気になっているだけかもしれない。そしてなにより、もう私は円谷にはいないのだから、そんなことどうでもよくあるべきなのに、被害妄想に憑かれている自分が哀れで仕方なかったのですね。

こんな面倒くさい状態だったので、転職の報告を初回記事に、感情を残すブログを建てようとしても、嘘しか書けず断念していました。じゃあやめろよというハナシですが、忘れしまうのが悲しいのです。結構すぐ感情を忘れてしまうのです。

そしていざ公開。5.13。

「1、3、5はラッキーナンバーなのでやめてほしかったなぁ」などと、最早過去との潔い決別などとうに諦め、まつわるものすべてをネガティブに思えるほどには無視できなくなっていました。もう言いがかり。

公開から一週間ほど経ったところで、仕事以外に考えるのは「『シン』ってどういう意味なんだろう」「怪獣宇宙人はなにが出ちゃうんだろう」「でかいのかな?」などということばかり。

あまりにも自分が惨めなので、なぜこの作品を自分はこんなにも恐れているのかを考えるようになりました。この気持ちの整理にいつも時間が掛かり過ぎるのですが。

まず、「円谷を辞めた直後にウルトラマンが話題になって後悔しているのでは?」という疑いを自分にかけました。しかしこれについては明らかに否定できます。ウルトラマンも円谷も映像制作も好きだったけど、戻りたいかというと明らかにNO。新天地が圧倒的に楽しいし、もろもろあって未練みたいなものは完全に断ち切っていました。そして、円谷にまだ在籍してこの公開を迎えていたら、こんなレベルじゃないほどおかしなことになっていたまであります。そういう意味でも転職という決断自体は個人的にとてもナイスでした。

次に、「ただ嫉妬しているのでは?」という疑問が。これは半分否定できない。でも半分。潤沢な予算でウルトラマンをつくる、しかも宣伝も行き届いていてみんな知っている、というか既にヒットしているしなにやら好評。ただただ羨ましい。しかし、私の目標はウルトラマンだけでは必ずしもなかったですし、繰り返しですが仕事の面で未練もなく、ここについてはある意味ドライだなと自分でも感心するところですので、自分の過去を否定されている気になるまで大きな感情になるかなぁと。別に、この先ウルトラマンがヒットしようと、こういった感情になるはずがないのです。

であるからこそ、「赤の他人がつくったウルトラマンにハマるのが怖いのでは?」という単純な視点に行き着きました。これです。これは100%こわい。私にとって、ウルトラマンをつくっているのは私がよく知るあの人たち。この先もあの人たちから継いでいく。物凄くハードな条件の中で日々頑張っている。もし、これからも続くシリーズの中で大きく状況が変わることがあっても(どちらかと言うと私は変化を求めるタイプでした)、それはシリーズに寄り添った誰かの意思であって欲しい。「エヴァ」も「シンゴジ」もすごいと思うけど対岸の存在。バックボーンとしてウルトラマンがあるのは知っていたけども。自分が持ちえない多くの才能を持っていて。名前がブランドになって。天皇から賞を授かったなんて。

でも、それで「シン」なるウルトラマンをつくれるのかしら。私はずっとここが紐づかないでいました。なぜ、知らぬところから「シン」が?いいのかな。良かったら、怖いぞと。これまでシリーズに携わってきた方々の叡智が、ただ一人に敗北してしまうかのような錯覚を持っていました。実際には、その一人の発想にシリーズの伝統があるっぽいので、そんな大仰なことではそもそもないのだけども。

つまり、自分がハマらなければどうということではないと、愚かな寄り道の末行き着いたんですね。こじつけてるのかもしれませんが。

そして一旦濁った感情に光がさした気がしたので、思い立ったその日に劇場へ。どうせならIMAXで。もう目を背けられない。こころなしか開場前の待機が試験会場みたいだ。

 

予告。トップガン続編、「めちゃくちゃ楽しみ」。仮面ライダー、「へぇ」。今はそれよりもプライドを。

 

タイトルが出る。唐突な私物化の明示。

今更だけど「シン」ってなんだ。

説明セリフの応酬。手法の使い回し。キャッチコピーを確認。浪漫とは。

誰かの言葉を思い出す。「ウルトラマンは"ついていいウソ"である」。

野暮を通りこして言い訳の羅列。唐突に変質するルック。場当たり的な物語。

「進め!ウルトラマン」はすごいなぁ。

でも「シン」ってなんだ。

問答が古い。会話に息が詰まる。

澄んだビジュアルの空気感はどこに。思い出す。

「なにもウルトラマンは地球に喧嘩しにきたわけじゃない」。

空想と浪漫はなく。いうまでもなく、友情などない。

あとやっぱり「シン」ってなに。

 

劇場を出る。顔を覗いてくる友人の表情で爆笑してしまった。

私はその時にはじめて自分の決断が正しかったことを知り、

思い悩んでいたことのちっぽけさを自覚する。

 

さようなら、ウルトラマン